窪田良さん、眼科医で有名! 挑む治療薬とは? [人物]
今、一際目立つ人がいます。
眼科医でありながらも研究者である、窪田良さん。
アメリカの西海岸のシアトルで活躍する日本人起業家。
その窪田良さんが世界を変えるであろう、
未だに承認済みの治療薬がないとされる眼科疾患。
失明を防止するという「内服薬」の新薬開発をほぼ完成させたそうだ。
気になる窪田良さんとは?
簡単なプロフィールをご紹介します。
創業者でありAcucela社のCEO(最高経営責任者)である。
1966年に兵庫県生まれる。現在46歳
1991年に慶應義塾大学医学部卒業し、
慶應義塾大学の大学院に進み眼科学研究において
博士号を取得。
眼科学研究過程に緑内障原因遺伝子となるミオシリンを発見し
須田賞を受賞しており、眼科医としても名を上げている。
眼科専門医としても緑内障や白内障などの多くの
手術を執刀している、ベテランです。
数々の今までの経験から、2002年4月には
バイオベンチャーを起業。(Acucela)アキュセラ社を自宅の地下室で設立。
自身が執刀してきた経験から、飲み薬による失明の治療を目指している。
その新薬とは?
40代~50代に発症し失明の原因のトップである、「加齢黄斑変性症」
網膜の中央部分、黄斑が変性(歪む)し始め、視力低下を引き起こし、
重症になり最悪なケースだと失明に至る可能性が高い病気です。
自身がCEOを勤めるアキュセラ社が日本大手の製薬会社
「大塚製薬」と共同開発下、成功したそうだ。
加齢黄斑変性症にも種類があり、ウェット型とドライ型があり
ドライ型が患者の90%を占めるそうで、そちらに視点を向けたものだそうだ。
米食品医薬品局(FDA)は既に優先的審査を出しており、
優先的に開発するべき新薬としてお墨付きをもらっているとか。
この薬が画期的なのは飲み薬であるということだそうで、
専門的受診が難しい発展途上国では貧困者の患者にも
手軽に服用できるとしており、最終臨床試験をクリアすれば
注射や点眼薬とは違うので、世界が変わると仰っているそうです。
窪田良氏は「当初、成功の確率は、わずか3万分の1だった」と言っていますが、
本当に継続は力なり。という言葉を体現してくれている方だと思います。
新薬開発には10~12年掛かると一般的に言われていますし、
毎年の新薬の臨床試験は1000件ほどとも言われていますが、
認可が下りるのも数十件しかなく、険しい道だったと思いますが、
素晴らしい功績だと思います。
これからも窪田良さんには頑張ってほしいですね。
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